法人概要

ごあいさつ

ご縁とは不思議なもので神様はいろいろな方と出逢わせて下さいました。故北崎耕堂先生（佛教大学）、故脇田悦三先生（白河学園）、故田村一二先生（近江学園のち「みょうが村」）、白樫忠一先生（青谷学園）であります。当時、私はかの先生方が有名な先生方だとは知りませんでした。知ったのは私も先生方の影響から知的障害児童施設で働くようになり、その時周囲に教えられ、知ったのであります。後にその話しを当人の先生方にしたら笑って聞いておられたのを想い出します。

はじめて福祉の仕事についたのが、松山の児童福祉施設の指導員でした。『社会の片すみに生きる人のために』と入った希望の職場であり、園児とともに楽しい学園生活を送る中で、一つだけ悩みがありました。園を巣立っていく園児が就職もままならず、卒園後の生活が決していいものでないということでした。『かわいい園児たちが、いつまでも安心して暮らせるところを、この手で作れないものか…』。

知的障害者の方々の福祉施設を創りたいと創設者の渡部修（父）に相談し、故原田改三氏やその他多くの方々の協力を頂きながら国へ陳情を繰り返して、昭和51年10月法人の認可を頂くことになりました。

こうして、京都・滋賀の福祉に影響を受けて設立したのが社会福祉法人風早偕楽園です。福祉施設は誰のためにあるべきかという基本的命題に対し、私達は「利用者様の為にあるべき」と答えています。すなわち、それは人として尊ばれ、人として生活できる環境の場を意味します。この一点の追求こそが、結果として社会貢献という言葉になると信じています。

理事長　渡部宗一

基本情報

名　称: 社会福祉法人　風早偕楽園
代表者: 理事長　渡部宗一
所在地: 愛媛県松山市下難波乙145番地34
連絡先: TEL.０８９－９９３－３０３８　FAX.０８９－９９３－３０４５
職員数: 136名（非常勤・パート含む）平成26年12月１日現在

運営理念

社会福祉法人風早偕楽園の設置運営する福祉施設の利用者様は人としての尊厳が守られ豊かな人生が送れる。あるいは、生きがいのある人生を実現できるように支援又は介護することが私達の責務です。

そのため私達は確固たる倫理観をもってその役割を自覚し、自らの職責を全うしなければなりません。
ここに法人運営の理念を定め私達の規範といたします。

生命の尊厳

私たちは、利用者様の一人ひとりを、かけがえのない存在として大切にします。

個人の尊重

私たちは、利用者様をひとりの人間として個性・主体性・可能性を尊びます。

人権の擁護

私たちは、利用者様に対するいかなる差別、虐待、人権侵害も許さず、人としての権利を擁護します。

社会への参加

私たちは、利用者様が年齢、障がいの状態などにかかわりなく、社会を構成する一員としての市民生活が送れるよう支援します。

専門的な支援及び介護

私たちは、自らの専門的役割と使命を自覚し、絶えず研鑽を重ね、利用者様の一人ひとりが豊かな生活を実感し、充実した人生が送れるよう支援及び介護し続けます。

沿革

昭和51年10月21日	社会福祉法人風早偕楽園設立
昭和52年４月１日	日本船舶振興会助成により北条育成園開設
昭和53年３月31日	北条育成園父兄会助成により研修会館完成
	中央競馬福祉財団助成により職業訓練棟完成
昭和55年３月24日	中央競馬福祉財団助成により洗濯場完成
平成３年４月１日	国庫補助により北条あかつきの郷完成
平成４年３月31日	日本自転車振興会助成により地域交流ホーム完成
平成８年４月１日	特別養護老人ホーム菊仙荘開設
	デイサービスセンター菊仙荘開設
	ケアハウス菊仙荘開設
	今治市在宅介護支援センター菊仙荘開設
平成９年10月１日	グループホーム風早開設
平成12年４月１日	居宅介護支援事業所菊仙荘開設介護保険制度開始に伴い、現在の事業名称に変更
平成24年４月１日	障害者支援施設北条育成園建て替え、完成
	障害者支援施設北条育成園事業開始（施設入所支援・生活介護）
	多機能型事業所北条あかつきの郷事業開始（生活介護・就労継続支援B型）
	ケアホーム北条完成
	ケアホームこうの中須賀完成
	一体型共同生活介護・共同生活援助事業所風早事業開始（ケアホーム北条・ケアホームこうの中須賀・グループホーム風早）
	相談支援事業所北条育成園事業開始（特定相談・地域移行・地域定着）
平成26年４月１日	ホーム風早郷に名称変更（旧：一体型共同生活介護・共同生活援助事業所風早）